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発作に出会ったら

発作に出会ったら

あなたのご家族やお友達が、ある日突然意識を失ったり、体の一部がピクピク動いたり、けいれんを起こしたらどうしますか?
声をかけ、抱きかかえますか?
誰か近くにいる人を呼びますか?
受話器を取り、救急車を呼びますか?
ほとんどの方が、これらすべてを実行するのではないでしょうか?
そして、その間はとても長く感じるものです。

 てんかん発作も突然起こる発作のひとつです。それは、十分の何秒のこともあれば、数分のこともあります。始まりが突然なら、必ず自然に終わるのがてんかん発作の特徴です。発作そのものが致命的になることは滅多にありません。
 てんかんとはこの発作を繰り返す病気です。発作の度に、不安と動揺を味わい、緊張や戸惑いを経験しながら、ようやく正しい介助にたどりつくのです。
 発作のある人は、いつ発作が起こるかわからないことへの不安と緊張の中で生活していることも覚えておいてください。

あなたの周りにてんかんのある人がいたら、次のことをはじめに覚えてください。

1.気を落ち着かせ、冷静になりましょう
2.騒ぎ立てないようにしましょう
3.すぐに救急車を呼ぶ必要はありません

(救急処置を必要とする状況は、後ほど示します)


発作の介助【初級編】

-
まずは周囲の安全の確保を-

【大きなけいれん発作の場合】
火、水、高い場所、機械の側などの危険な物の近くから遠ざける
本人がケガをしないように気を配る
衣服の襟元やベルトを緩める
メガネ、コンタクトレンズ、ヘアピンなどに注意する

発作中、激しく突っ張りあるいはガクガクとけいれんしている間は、下あごに手をあてて、上方にしっかり押し上げ気道を確保してください。窒息や舌を噛むことを防ぐことができます。

けいれんが終わり、大きく息を吐いたら、あごを押し上げたまま顔を片側に向けて、呼吸が戻るのを待ち、意識が回復するまでそのまま静かに寝かせましょう。

食事中や食事直後に発作が起きると嘔吐する場合があります。嘔吐物により、窒息する危険性があるので、嘔吐物や唾液をふき取ってあげましょう。

【介助を必要とする発作の場合】
(意識がぼんやりする状態が続く発作)
そのままの状態で注意深く見守り意識が回復するのを待ちましょう

【自動症の場合】
(意識が曇ったままあちこちを歩き回ったり、一見目的にかなった行動を示す発作)

無理に行動を抑制しなでください(思わぬ抵抗を示す場合があります)
一定の距離を保ってともに移動し、危険なものを取り除きながら注意深く回復を待ってください


【転倒する発作の場合】
(崩れるように倒れる発作)

転倒発作が繰り返して起きている期間には、眼の届かない場所にひとりで放置しない
歩行するときはできるだけ手をつなぐ
(ヘルメット)の着用


発作中にしてはいけないこと



昔から伝わってきた
「口にものをくわえさせる」
という方法は間違いです。

口の中を傷つけたり
窒息してしまう恐れがあります


また、発作が終わったあとの意識が
曇っている間に水や薬を飲ませては
いけません。
窒息や嘔吐の原因になります。




発作の介助【中級編】

こんなときは、医師の処置が必要です

けいれんのあるなしに関わらず、意識の曇る発作が短い間隔で繰り返す
発作と発作の間に意識が回復していない状態のまま繰り返す
1回の発作が長く続き止まらない。けいれん発作で著しくけいれんが止まらない。
→これらは重積状態といわれ、直ちに病院へはこび医師の処置が必要です


発作の介助【上級編】

てんかんの観察と記録

 てんかんの診断にとって、発作の症状はとても重要です。ところが発作の最中、意識が薄れたり、意識を失うことがあるため、患者さんは自分の発作の症状を自分で知ることが難しいことが少なくないのです。同様に、診察する医師の目の前で発作が起こることも希です。そのため、てんかんの診断と治療方針を決めるために、介助する人や発作を見ていた人の観察と記録がとても貴重なのです。
 勇気を出して、身近な人に病気のことをうち明けたら、発作が起こった時、その人が発作の様子をつぶさに教えてくれて、そのおかげで診断が確定し、薬も決まり、発作が完全に止まったという人もいるのです。

【てんかん発作観察の要点】
1. 発作が起きた時間と状況、誘因になるものはなかったかどうか
2. 意識障害の有無
3. けんれんがあった場合
a. 身体のどこから始まったか
b. 眼球や頭はどちらにむいていたか
c. 四肢は突っ張り硬くなっていたか
d. 四肢ががくがくとなったか
e. 左右で差があったか
4. けいれんがない場合
a. いつ
b. 誰が
c. なぜ、異変に気づいたか
d. 行動の異常はあったか
5. 発作の継続時間
6. 身体の変化
a. 顔色
b. 唇の色
c. 唾液がでていたか
7. 発作後の様子(眠ったか、手足に麻痺があったか、ぼんやりして歩き回ったかなど)
8. 怪我の有無

発作に気づいた人の手助けと観察は早期発見、早期治療などてんかんのある人の治療と生活にとって大きな意味をもっています。ぜひご協力ください。


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